『全国対応』早川会計 源泉徴収票・給与明細作成

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転職活動で給与明細書の提出を求められたのですが、なぜでしょうか?

給与明細書の作成について

転職活動中に、応募書類とは別に各種書類や証明書などの提出を求められるケースもあります。そのひとつが「給与明細」です。

今回は、「転職活動で給与明細の提出を求められたのですが、なぜでしょうか?」という方のご相談に、早川会計スタッフがお答えします。

転職活動で給与明細の提出を求められたのですが、なぜでしょうか?

Q.最終面接を終えた企業から、源泉徴収票とともに、直近半年分の給与明細の提出を求められました。給与明細が必要な理由を教えてください。

ご相談の給与明細に関してですが、提出を求める企業は少なくありません。大きく分けて、理由は2つあります。

事実ベースで給与を確認したいため

源泉徴収票の提出だけでは、前年の給与の確認までしか行うことができません。そのため、大手企業などでは、入社の社内手続き上、源泉徴収票とともに給与明細の書類が必須となっているケースもあります。

給与明細の提出が必須となっていない企業でも、例えば直近で月収がアップしており、前年の月収が低い状態での源泉徴収票では証明ができないため、給与交渉のために給与明細の提出が必要となるケースもあります。

求職者に提示する給与額を決めるため

採用企業は、求職者の経験・スキルや前職または現職での給与を判断材料として、自社の給与テーブルと照合して給与を決定するのが一般的です。求職者の最新の状況を把握するために、昨年の源泉徴収票だけでなく、直近の給与明細が必要となるのです。

給与明細を提出するタイミングは?

Q.他にも応募している企業があるのですが、一般的に、給与明細はどのタイミングで求められるものなのでしょうか?

内定前(最終面接と同時、または終了後)に求められるケースが一般的です。最終面接が終わり、給与額を決める際に必要となるため、給与明細が求められます。また、内定後でも給与交渉があった場合に、確認のために給与明細の提出を求めるケースもあるようです。

もちろん、給与明細を求めない企業もあるため、事前に準備しておく必要はありません。提出を求められた場合のみで大丈夫です。

源泉徴収票から分かることは?

源泉徴収票は何に使われるのですか?

Q.給与明細については理解しましたが、源泉徴収票は何に使うのでしょうか?

昨年分の源泉徴収票は、昨年の給与の確認のために提出を求めています。また、転職した年の源泉徴収票も、年間を通じた収入を年末に所属している企業がまとめて年末調整を行うため、提出が必要です。

例えば8月末で退職し9月に転職した場合、辞めた企業からほどなくして源泉徴収票が発行されます。発行された源泉徴収票を、転職した企業に提出することで、1月から8月までの前職での収入は提出された源泉徴収票によって確認し、入社後の9月から12月までの収入と合計して、転職先の企業が年末調整を行う仕組みになっています。

そのため、選考中に昨年の源泉徴収票を提出し、入社時または入社後に前職での源泉徴収票を提出することになるのが一般的です。年末に退職した場合は、年末調整用の源泉徴収票は不要ですが、給与確認のために提出を求められることがあります。

給与明細書が必要になるとき

給与明細書を受け取ったものの、いつ必要になるのかわからない人もいるかもしれません。給与明細書が必要になるシーンをご紹介します。

転職するとき

転職するとき

年の途中で転職する際は、前職を退職する際に受け取った給与明細書の数か月分の提出が求められます。これは、前職の収入と転職先の収入を合算して年末調整を行うためです。転職の予定のある人は、必ず源泉徴収票と給与明細書をセットで保管しておきましょう。

確定申告するとき

確定申告するとき

年をまたいで転職する場合や、年収が2,000万円以上の場合、副業収入が20万円を超える場合などは確定申告を行う必要があります。また、絶対に必要なわけではありませんが、住宅ローンを組んだ最初の年や、医療費控除を利用するときなど、確定申告をしたほうが良いケースがあります。
確定申告をする際は、源泉徴収票と給与明細書に記載された内容をもとに書類を作成しますから、源泉徴収票と場合によっては給与明細書が必要です。

収入を証明するとき

収入を証明するとき

高額のローンを組むときや家族の扶養に入るとき、子供を保育園に入れるときなどに、収入証明として源泉徴収票と給与明細書の提出が求められることがあります。

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